水中毒

インターネットを漂うデブリ

プリキュアつながるぱずるんに学ぶ

おみずです。

 

愚痴を溢すのはあまり本意ではないのですが、最近本当にハースストーンがしんどいんです。

 

倒しても倒しても蘇る敵。押し付けられる理不尽。

そういうものに少し疲れてしまったのかもしれません。

そんな僕が逃げ道として選んだのがプリキュアつながるぱずるんでした。


プリキュアつながるぱずるん | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト


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僕はプリキュアが大好きなんです。

可愛らしいキャラクター、魅力的なストーリー、かっこいい戦闘シーン。その全てが僕を魅了してやまないのです。

人生に少し疲れてしまったとき、僕はいつも彼女たちに救われてきました。

普通の女の子であることの彼女たちが、困難に立ち向かい、何度倒れようと、その心を絶望が蝕もうと、決して諦めないその姿に。

時に傷付き、時には涙を流しながら、それでも立ち上がるその勇気に、僕は救われてきたのです。

 

ハースストーンに疲れた僕が、このプリキュアつながるぱずるんにすがり付いたのも当然の帰結と言えるでしょう。

大好きなプリキュアのゲームができる。

プリキュアと一緒に戦える。

なんて素晴らしい響きでしょう。

プリキュアのみんな。おじさん、少し疲れちゃったんだ。

大丈夫、すぐに元気になるから。しばらくここで休んでいいかい。

そんな気持ちだったんです。

 

 

 

 

 

甘かった。

ここは、地獄だ。

ハースストーン以上の。

 

 

 

このゲーム課金ゲーとかそういうレベルじゃないんですよ。

いや、課金ゲーではあるんですけど、いくら課金しても大した影響を及ぼさないくらいの高難易度ゲーなんですよね。

そもそも僕自身、パズルゲームが得意なほうではないんですけど、プリキュアの主な支持層って小さな女の子たちじゃないですか。

当然、小さな女の子たちでも頑張ったら進められる程度の難易度を想定するじゃないですか。

 

プリキュアつながるぱずるんをなめるな。

キュアぱず遊びじゃねーから。

 

基本的なルールとして、ランダムに降ってくるドロップを同じ色で3つ以上繋げると攻撃でき、プリキュアが攻撃すると敵も攻撃してくるターン制を採用しています。

プリキュアのHPがなくなる前に敵のHPを削りきるとクリアっていう。

RNGが絡むターン制ゲーム・・・先に相手のライフを削りきると勝ち・・・

ハースストーンですね。

しかしながら、その理不尽さはハースストーンを遥かに凌駕します。

敵が、まじで、つよい。

 

いくらキャラを鍛えようとこちらのHPはいいとこ15000、攻撃力は700程度。

それを圧倒的に凌駕する敵のHP、10発も殴られれば蒸発しかねない攻撃力。

そういうレベルの敵と5連戦とかザラなんですよ。

5連戦ってあれですからね。わんこそば方式ですからね。1体倒すとちょっとHPが回復して連戦。

ハードワークすぎるだろプリキュア

そのためなるべく早く敵を倒し、被弾を抑える立ち回りをしなくてはならないんですが、それを許さない妨害に次ぐ妨害。

 

こちらのドロップを消滅させてくる「モヤモヤ」という名の確定除去。

「こおり」はその名の通り、こちらのドロップを凍らせて使用不能にするフロストノヴァ。

他にも盤面に延々と干渉し続ける破壊不能のブロック等、あらゆる手段でこちらの攻撃を妨害してきます。

ヘルスが5万あってヒロパで5点飛ばしてくるコントロールメイジみたいなものを想像してください。

それを5連戦。そういう戦いです。

 

それでも、プリキュアはあきらめないから。プリキュアとはあきらめないことだから。

がんばえ、ぷいきゅあ。がんばえ。

 

そんな、細い糸をたぐり、勝利のために必死でもがくこちらを嘲笑うかのような「シールド」という無敵のクソ装甲。

10発殴られたら死ぬのに5ターン無敵とか平気でやってくる。

この感覚を僕は知っている。この無力感を、僕は。

 

一応、パズルをいっぱいつなげてコンボすると「ボム」っていうドロップを作ることができて、ボムを使うと結構いいダメージが入るんです。

ボムは使ってもターンを消費しないので、序盤でボムをいっぱい作っといてボスをOTKする戦術が有効なんですけど、ボム作るのにも上記の妨害をかいかぐる必要があるんですね。

 

理不尽に耐えながら、いい感じにボム作れるような配置でドロップが降ってくるようにトップお祈りをする。

そのヒリつき加減はハースストーンの比ではないです。本当に。

 

 

僕はプリキュアをわかった気になっていました。

彼女たちはこんなに絶望的な戦いをしていたんだ。

中学生の普通の女の子が、こんな理不尽に潰されそうになりながら、それでも折れずに立ち上がっていたんだ。

その覚悟の重さを知りました。

 

ごめんな。プリキュアのみんな。

おじさん甘かったよ。甘えてたんだ。

おじさんが背中を向けたものは困難でも何でもなかったんだ。

みんなが戦っていたものは、おじさんが逃げてきたものの何倍も強くて恐ろしい敵だったんだね。

そんなことも知らずに、無邪気に、「がんばれ」って、重荷を押し付けていたんだね。

 

おじさんはもう逃げない。

ハースストーンから逃げない。

理不尽に立ち向かう君たちに、「がんばれ」って応援という名の理不尽を押し付けてしまったその責任から。

おじさんは逃げない。

 

ハースストーンは神ゲーです。

またプリキュアに教えられてしまった。

環境に文句のひとつも言いたい気持ちはよくわかりますが、文句を言ったところで事態は何も好転しません。

どう立ち向かうかが重要なんです。折れないことが大切なんです。

 

どうしても文句があるなら、プリキュアつながるぱずるんをやってみてください。

きっと得るものがあるはずです。

強さの本当の意味を知れるはずです。

 

ありがとうプリキュア

バンナム倒産しろ。

 

をわり。